お客様インタビューから学ぶ、本当に満足される家づくりの秘訣

はじめに:完成した家の先にある、本当の価値

家づくりを考えるとき、多くの方が美しい施工事例の写真に目を奪われます。確かに、完成した住宅の写真は夢を膨らませてくれる大切な資料です。しかし、私たちKO-KEN HOME DESIGNが最も大切にしているのは、その写真の先にある「お客様の声」なのです。

お施主様インタビューは、単なる満足度調査ではありません。それは、私たちが提案した間取りや設計が、実際の生活の中でどのように機能し、どんな価値を生み出しているかを確認する貴重な機会です。お客様が心の奥底で望んでいた「こんな暮らしがしたかった」という願いが実現できたとき、そこには最高の評価が生まれます。

今回は、なぜ私たちがお客様の声を重視し、それをどのように次の家づくりに活かしているのか、その背景と実践方法について詳しくお話しします。家づくりを検討されている方にとって、住宅会社選びの新しい視点になれば幸いです。

大工として学んだ「お客様の声」の重要性

独立当初に感じた疑問

私たちの代表は、2013年に個人事業主の大工として独立しました。それまで工務店で修行を積み、確かな技術を身につけてきた自信がありました。しかし、独立して現場を任されるようになってから、ある重要な疑問が湧いてきたのです。

「家づくりで本当に大切なことって何だろう」

当時は仕掛けの大工として、図面通りに丁寧に家を建てることに全力を注いでいました。しかし、お客様と直接お話しする機会がほとんどありませんでした。どんなに精巧な技術で家を建てても、その家がお客様の生活の質を本当に向上させているのか、確信が持てなかったのです。

元請けとして再スタートした理由

この疑問から生まれた答えは明確でした。「最初からお客様と打ち合わせを重ねて家づくりをしないと、本当に良い家は作れない」という確信です。

2020年、私たちは元請けとして本格的に事業をスタートさせました。現在の株式会社FURUTAとしての法人化を経て、経営理念は「お客様の笑顔と幸せを大切に、信頼を裏切らない企業であること」と定めています。

この転換の最大の目的は、お客様との対話を通じて、現場で培った専門知識を直接設計に反映できる体制を作ることでした。施工事例とお施主様インタビューは、この「お客様の思いを汲み取る→実現する→評価をいただく」という循環の、最も重要な確認の場となっています。

大工として現場を知っているからこそ、お客様の要望を実現可能な形で提案できる。そして完成後のインタビューで、その提案が正しかったかを検証できる。この繰り返しが、私たちの家づくりの質を高め続けているのです。

潜在的なニーズを引き出す対話の力

「本当に欲しい暮らし」を一緒に見つける

お客様からいただく最高の評価は、「長年抱えていた生活の不満が解消された」「心から求めていた暮らしが実現できた」というお言葉です。では、なぜ私たちの家づくりがこうした満足度につながるのでしょうか。

その秘訣は、表面的な要望を聞くだけでなく、お客様ご自身が気づいていない潜在的なニーズを引き出すヒアリング技術にあります。

初めての打ち合わせで「リビングを広くしたい」とおっしゃるお客様は多くいらっしゃいます。しかし、私たちはそこで終わりません。「なぜ広いリビングが必要ですか」「今の生活で不便に感じていることは何ですか」「休日はどのように過ごされていますか」といった質問を重ねていきます。

すると、本当の要望が見えてきます。「子どもが遊んでいる様子をキッチンから見守りたい」「家族が自然と集まる空間が欲しい」といった、生活に根ざした具体的な願いが明らかになるのです。

第三者の視点で自分を見つめ直す

私たちが大切にしているのは、お客様に「第三者目線として自身を見つめること」を促すアプローチです。普段の生活では当たり前になっている習慣や不便さが、客観的に見直すことで初めて改善点として浮かび上がってきます。

ある若いご夫婦の事例をご紹介しましょう。当初は「とにかくおしゃれな家にしたい」というご要望でした。しかし対話を重ねる中で、お二人が共働きで時間に追われる生活をされていることが分かりました。

そこで、デザイン性だけでなく、朝の支度がスムーズになる動線、家事を効率化できる収納計画を提案しました。完成後のインタビューでは、「おしゃれさだけでなく、毎日の暮らしがこんなに楽になるとは思わなかった」と喜んでいただけました。

このように、対話を通じて「どんな家が本当は欲しかったのか」「どんな生活がしたかったのか」という真のニーズが初めて明確になります。そして、その気づきこそが、満足度の高い家づくりの出発点なのです。

要望を確実に形にする仕組み

要望シートで「忘れない」「漏らさない」

どんなに良いヒアリングをしても、それが設計に反映されなければ意味がありません。私たちは、お客様から伺った要望や潜在的なニーズを、すべて「要望シート」にまとめています。

このシートには、大きな要望から小さな希望まで、すべてを記録します。「玄関に大容量の収納が欲しい」という明確な要望だけでなく、「雨の日に濡れずに車から家に入りたい」といった生活シーンの改善希望も書き込みます。

打ち合わせを重ねるごとにシートは更新され、優先順位も一緒に確認していきます。この作業により、お客様ご自身も「自分たちが本当に大切にしたいこと」が整理されていくのです。

間取りに反映する透明なプロセス

要望シートをもとに、私たちは間取り図を作成します。このとき大切にしているのが、なぜその提案をするのか、どの要望を優先したのかを、お客様に丁寧に説明することです。

たとえば、「広いリビングが欲しい」という要望と「収納をたくさん作りたい」という要望が両立しにくい場合、どちらを優先するか、あるいは両立させる工夫ができるかを一緒に考えます。

お客様インタビューでは、「要望がきちんと汲み取られた間取りになっていると感じた」という評価をよくいただきます。これは、この透明なプロセスがあるからこそ得られる信頼なのです。

私たちの施工事例として公開される家々は、すべてこの要望シートが具現化された結果です。設計者の自己満足ではなく、お客様の思いが形になった証明なのです。

健康で快適な住環境へのこだわり

見えない部分にこそ、こだわりを

家づくりで忘れてはならないのが、目に見えない「空気環境」です。私たちは「お子様を健やかに育てたい」というお客様の願いを実現するため、建材選びに強いこだわりを持っています。

具体的には、シックハウス症候群の原因となる化学物質を含まない壁材を採用しています。新築特有の刺激臭がほとんどないため、完成後すぐに安心して生活を始められます。

また、湿度を調整してくれる壁材や、匂いを吸着してくれる壁材を使用することで、日本の高温多湿な気候でも快適に過ごせる住環境を実現しています。

お客様の声が証明する住み心地

完成後のインタビューでは、この空気環境の良さについて多くの評価をいただきます。

「アレルギー体質の子どもが、夜ぐっすり眠れるようになった」「部屋干しの嫌な匂いが気にならない」「梅雨の時期でもジメジメしない」といった具体的な声は、私たちの建材選びが正しかったことの証明です。

特に小さなお子様がいるご家族からは、「安心して深呼吸できる家」という表現で喜びを伝えていただくことがあります。これは、健康住宅への私たちのこだわりが、お客様の日常生活の質を確実に向上させている証拠なのです。

体感することの大切さ

私たちは、完成後のインタビューだけでなく、建てる前の段階でもお客様の声を大切にしています。

岐阜県可児市などで定期的に開催している高性能住宅体感フェアや完成見学会では、実際の住宅で断熱性や空気環境を体感いただけます。これにより、お客様は「本当にこの性能が必要なのか」を自分の感覚で判断できるのです。

見学会に参加されたお客様からは、「夏なのに2階が涼しくて驚いた」「無垢材の床の気持ち良さが想像以上だった」といった感想をいただきます。こうした声も、私たちの設計に反映される貴重なフィードバックなのです。

予算への不安を解消する透明性

「本当に建てられるのか」という不安

家づくりを考え始めたとき、多くの方が抱える不安が「予算内で理想の家が建てられるのか」ということです。

注文住宅の価格は、建物の仕様や土地の条件によって大きく変わります。インターネットで調べても、坪単価の情報はバラバラで、何が適正なのか判断が難しいのが現実です。

私たちKO-KEN HOME DESIGNは、この不安を解消することを得意としています。予算に合った希望の家づくりができるよう、お客様と一緒に優先順位を考えながら計画を進めていきます。

予算内で実現する工夫

たとえば、2000万円の予算で家を建てたいというご相談をいただいたとします。私たちはまず、その予算内で何が実現できるかを正直にお伝えします。

すべての希望を詰め込むのが難しい場合は、「今すぐ必要なもの」と「将来的に追加できるもの」に分けて考えます。構造や断熱といった後から変更が難しい部分には十分な予算を割き、設備や内装で調整できる部分は段階的に充実させる提案をします。

完成後のインタビューでは、「無理なく資金計画が立てられた」「予算内で高性能な家が建てられて満足している」という声をいただくことが多くあります。これは、私たちの透明な予算管理と柔軟な提案力が評価されている証です。

知識を提供することで信頼を築く

私たちは、家づくりに関する情報をブログで積極的に発信しています。「坪単価で知っておくべきポイント」「住宅の価格設定の裏話」「住宅会社選びで大切なポイント」といった記事を通じて、お客様が賢い判断をするための知識を提供しています。

これらの情報を事前に知っていただくことで、打ち合わせでの理解が深まり、納得感を持って選択ができます。結果として「住宅会社選びで失敗しなかった」という最高の評価につながるのです。

本当に建てられるのか心配な方は、ぜひ一度、気軽にご相談にお越しください。一緒に実現可能な計画を考えましょう。

地域に根差した長期的な関係

地元だからこそできること

私たちKO-KEN HOME DESIGNは、岐阜県下呂市に本社を置き、高山市、可児市を中心に活動しています。大手ハウスメーカーと違い、地域密着型の小さな会社だからこそできることがあります。

それは、建てた後も長く関係を続けられるということです。何か困ったことがあればすぐに駆けつけられる距離感。地域の気候や風土を熟知した提案ができること。これらは、地元企業だからこその強みです。

お客様インタビューでは、「地域に根差した会社だから安心できる」という声をよくいただきます。大きな買い物だからこそ、長く付き合える会社を選びたいというお気持ちは、とてもよく分かります。

地域を元気にする使命

私たちの地域では、若い方たちが都会へ流出し、元気がなくなっているという課題があります。私たちのような小さい会社が元気で生き残っていくことが、地域の活性化につながると信じています。

「まず10年後、さらに元気な会社としてこの地域に生き残っていくこと」という目標は、お客様の家を長期にわたってサポートし続けるという責任感の表れでもあります。

私たちは、岐阜県、愛知県のお客様の笑顔と幸せを大切にした家づくりを、これからも続けていきます。

多様なニーズへの対応

施工事例には、さまざまな家族構成やライフスタイルに対応した実績があります。現在、平屋への関心が高まる中で、私たちは平屋オーナー様募集といった取り組みも行っています。

平屋の設計においても、お施主様インタビューは非常に重要です。「ワンフロアならではの動線の快適さ」「庭とのつながりが想像以上に良い」といった、平屋ならではの暮らしの質に関する声を収集し、次の設計に活かしています。

二階建て、平屋、それぞれに良さがあります。お客様のライフスタイルに合わせた最適な提案をするために、過去のお客様の声は貴重な資料なのです。

まとめ:お客様の声に学び続ける家づくり

施工事例とお施主様インタビューは、私たちKO-KEN HOME DESIGNの家づくりにおいて、最も価値のある財産です。

大工として独立した原点から、お客様の「どんな生活がしたかったのか」という潜在的な願いを追求し、それを「要望がきちんと汲み取られた間取り」として具現化するプロセスは、お客様の声によって支えられ、日々進化しています。

私たちは「幸せを建てる。幸せな暮らしをデザインする」というメッセージのもと、お客様の不安と疑問にお答えします。

もしあなたが、家づくりにおいて「本当に自分の思いが伝わるか」「理想のおしゃれな家が予算内で建てられるか」と不安を感じていらっしゃるならば、ぜひ私たちの施工事例をご覧いただき、お気軽にご相談・お問い合わせください。

完成した家の写真だけでなく、そこに住むお客様の笑顔と満足の声こそが、私たちの家づくりの真価を示しています。あなたの理想の暮らしを、一緒に実現しましょう。


KO-KEN HOME DESIGN(株式会社FURUTA)

下呂本社:TEL 0576-20-4497
可児ブランチ:TEL 0574-58-2880
営業時間:9:00〜18:00(定休日 水曜日)

理想のお家づくりに役立つカタログ請求も承っております。

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