失敗しない家づくりのために本当に大切なこととは?大工の原点から見つけた答え

家づくりを検討されている皆様、こんにちは。KO-KEN HOME DESIGN(株式会社FURUTA)です。

「注文住宅を建てたいけど、失敗したらどうしよう」「価格や間取りで後悔しないか心配」そんな不安を抱えていらっしゃいませんか。

私たちは2013年の個人事業主の大工からスタートし、2020年に元請けとして本格的に事業を開始、2021年に法人化して今に至ります。大工として現場で培った経験から、失敗しない家づくりのために本当に大切なことを見出しました。

それは、価格や坪単価、間取りといった数字やスペックではありません。本当に大切なのは「お客様がどんな生活をしたいのか」を深く理解し、それを実現できるかどうかです。

この記事では、私たちが大工時代に抱いた疑問から始まり、どのように今の家づくりの形にたどり着いたのか、そして失敗しない家づくりのために見極めるべきポイントを具体的にお伝えします。

大工時代に感じた疑問が教えてくれたこと

仕掛けの大工として働いていた頃の違和感

私たちは2013年に「幸建」として個人事業主の大工として独立しました。それ以前はある工務店で修行をし、家づくりの基礎を学び、技術を磨いてきました。

独立後は仕掛けの大工として多くの家づくりに携わりました。仕掛けの大工とは、他の住宅会社から依頼を受けて施工を担当する大工のことです。図面通りに正確に建てる技術には自信がありました。しかし、仕事を続けるうちに、ある大きな疑問を抱くようになったのです。

「家づくりをしていく本当の大切なところって何なのだろう。お客さんと話す機会がないので、本当にいい家を作れているのか分からない」

設計図は完璧でも、その家に住むお客様の顔が見えない。どんな家族構成で、どんな生活を望んでいるのか。お子様の成長を見守りたいのか、趣味を楽しむ空間が欲しいのか。そうした生の声が届かない環境で、果たして本当にお客様のための家を作れているのだろうか。

この疑問こそが、今の私たちの事業の原点になっています。

お客様と直接向き合う決断

技術だけでは本当にいい家は作れない。この確信が日に日に強くなっていきました。

「これはやはり、最初からお客様と打ち合わせを重ねて家づくりをしないと、本当にいい家は作れない」

そう考えた私たちは、2020年から本格的に元請けとして事業をスタートさせました。お客様と直接向き合い、思いを聞き、それを設計に落とし込み、自分たちの手で形にしていく。この一連の流れすべてに責任を持つ体制を整えたのです。

そして2021年、法人化を果たし、改めてKO-KEN HOME DESIGNとして生まれ変わりました。大工としての技術力はそのままに、お客様との対話を最も大切にする住宅会社として歩み始めたのです。

失敗しない家づくりの第一歩は、現場を知るプロがお客様と直接向き合っているかどうか。これが私たちが見つけた最初の答えです。

お客様の本当の願いを引き出すヒアリングの力

表面的な要望の奥にある真のニーズ

「収納をたくさん作ってほしい」「リビングは広くしたい」「おしゃれなキッチンにしたい」

お客様からいただく最初のご要望は、多くの場合このような具体的な希望です。もちろん、これらのご要望は大切です。しかし、私たちはその奥にある本当の願いを見逃しません。

なぜ収納が必要なのか。それは単に物が多いからでしょうか。それとも、片付けのストレスから解放されて、家族との時間をもっと楽しみたいからでしょうか。

なぜリビングを広くしたいのか。開放感が欲しいのか、家族が自然と集まる空間にしたいのか、お子様が遊ぶ姿を見守りながら家事をしたいのか。

このように、表面的な要望の奥には「どんな生活がしたいのか」という本質的な願いが隠れています。この願いを明確にすることこそが、失敗しない家づくりの核心なのです。

第三者目線で自分を見つめるヒアリング

私たちが間取りを決定していく際に大切にしているのが、お客様に「第三者目線として自身を見つめていただく」ヒアリングです。

日常生活の中では気づかない習慣や、無意識に感じている不便さ。これらを客観的に見つめ直していただくことで、本当に必要な家の形が見えてきます。

例えば、こんな質問をさせていただきます。

「朝、家を出るまでの動線をゆっくり思い出してみてください。どこで何をしますか。その時、ご家族はどこで何をしていますか」

「休日、家族でどう過ごしていますか。お子様が遊んでいる時、ご夫婦はどこにいますか」

「友人が遊びに来た時、どこでおもてなしをしたいですか」

こうした質問を重ねることで、お客様ご自身も気づいていなかった「どんな生活がしたかったのか」という潜在的な要望が初めて出てくるのです。

要望を確実に形にする仕組み

ヒアリングで明確になった要望は、私たちが丁寧にシートにまとめます。このシートを基に間取りに反映させていきますので、お客様の思いが設計段階で漏れることはありません。

「あれ、この希望は伝えたはずなのに図面に入っていない」。このような失敗を防ぐために、要望がきちんと汲み取られた間取りになるように進めさせていただいています。

私たちの経営理念は「お客様の笑顔と幸せを大切に、信頼を裏切らない企業であること」です。ブランドメッセージである「幸せを建てる。幸せな暮らしをデザインする」「家族の笑顔と絆を紡ぐ温かい住まい」を実現するため、この透明性のあるプロセスを徹底しています。

健やかな暮らしを支える技術と素材へのこだわり

お子様を健やかに育てたいという願いに応える

多くのお客様から「お子様を健やかに育ててあげたい」というお話をいただきます。これは親として当然の願いであり、家づくりにおいて最も大切にすべき思いの一つです。

私たちは、お客様が健やかに住んでいただける家を作ることを非常に得意としています。おしゃれなデザインも大切ですが、それ以上に家族の健康を守ることが何より重要だと考えているからです。

具体的には、壁に使う素材にこだわり、シックハウス症候群のもとになる建材を断っています。シックハウス症候群とは、住宅の建材や家具に含まれる化学物質が原因で起こる健康被害のことです。頭痛やめまい、喉の痛みなどの症状が出ることがあり、特にお子様への影響が心配されています。

私たちが採用する健康に配慮した建材

私たちが採用している建材には、大きく二つの特徴があります。

一つ目は、湿度を調整してくれる壁材です。日本は湿度の高い気候ですので、適切な湿度管理は健康維持と建物の耐久性にとって非常に重要です。湿度が高すぎればカビやダニが発生しやすくなり、低すぎれば喉や肌の乾燥につながります。この壁材は、室内の湿度を自然に調整してくれるため、一年を通して快適な環境を保つことができます。

二つ目は、匂いを吸着してくれる壁材です。生活していると、料理の匂いやペットの匂いなど、さまざまな生活臭が気になることがあります。この壁材は匂いを吸着する性質があるため、常にクリーンで快適な室内環境を保つことができます。

これらの技術的なこだわりは、大工として現場で培った経験に基づいています。実際に多くの家を見て、触れて、住まわれた方の声を聞いてきたからこそ、本当に必要な性能が分かるのです。

実際に体感していただける機会

言葉だけでなく、実際に体感していただくことも大切にしています。

私たちは岐阜県可児市瀬田などで「高性能住宅体感フェア」を開催しています。ここでは、実際に高機能な住宅の快適性や空気環境を五感で確認していただけます。夏の暑さ、冬の寒さの中で、高性能住宅がどれだけ快適かを実感していただけるはずです。

また、モデルハウスのグランドオープンや完成見学会も定期的に開催しています。これらのイベントでは、私たちが提供する工法や構造、デザイン、そして健康に配慮した建材の使用事例を実際に見ていただくことができます。

家づくりを失敗しないためには、カタログの数値を見るだけでなく、実際に体感する機会を利用することをお勧めします。

予算に関する不安にも誠実にお応えします

多くの方が抱える経済的な不安

「本当に私たちで家って建てられるのかな」

家づくりを検討される多くの方が、この経済的な不安を抱えていらっしゃいます。注文住宅の費用や相場について、インターネットで調べれば調べるほど、不安が大きくなることもあるでしょう。

坪単価はいくらが妥当なのか。総額でどれくらいかかるのか。土地の購入費用も含めて予算内に収まるのか。住宅ローンの返済は無理なくできるのか。

こうした疑問や不安に対して、私たちは明確な答えを持っています。それは「予算に合った希望の家づくりができるように進めていくこと」が私たちの得意分野だということです。

現実的な計画を一緒に立てます

予算に合わせるというのは、決して妥協することではありません。お客様の経済状況を考慮しながら、無理のない範囲で希望を最大限に実現するための現実的な計画を立てることです。

例えば、予算2000万円で家を建てたいとお考えの場合、その予算内でどのような間取りが可能か、どこにコストをかけてどこで工夫するか、優先順位をつけながら一緒に考えていきます。

本当に建てられるのかなと心配な方は、ぜひ一度気軽にご相談に来てください。お客様の状況を丁寧にお聞きした上で、実現可能なプランをご提案させていただきます。

最初の相談は無料ですし、相談したからといって必ず契約しなければならないわけではありません。まずは不安を解消していただくことが大切だと考えています。

ブログで情報提供も行っています

私たちは、お客様の不安と疑問にお答えするため、ブログでも継続的に情報を発信しています。

過去には「坪単価で知っておくべき5つのポイント」「住宅の価格設定の裏話」「住宅会社選びで大切なポイント」「土地を見極めるための3つのポイント」「多くの方が土地探しで陥る落とし穴」など、家づくりの失敗を防ぐための具体的な情報をお伝えしてきました。

これらの情報は、皆様が注文住宅の流れを理解し、工務店とは何かを知り、工法や構造を選ぶ際の判断材料としていただけます。知識を持って判断することが、失敗を防ぐ最良の方法だと考えているからです。

地域に根差した会社として長くお付き合いします

下呂市を元気にしたいという思い

KO-KEN HOME DESIGNは、岐阜県下呂市に本社を置き、高山市、可児市にブランチを構えて地域密着で活動しています。

下呂市をはじめとする地域では、若い方たちがどんどん都会へ流出していって、元気がなくなっているという現状があります。この課題に対して、私たちは「小さい会社が元気で生き残っていくこと」が地域の活性化につながると信じています。

まず10年後、さらに元気な会社になってこの地域に生き残っていくこと。それが下呂市を元気にしていくことにつながる。この信念のもと、日々お客様と向き合っています。

完成後も続くサポート体制

家づくりは完成して終わりではありません。住み始めてからも、長く快適に暮らしていただくためのサポートが必要です。

私たちは明確な家づくりの流れとサポート体制を整えています。工法や構造に関する情報も透明にし、安心保証についても分かりやすくお伝えしています。

地域に根差した会社だからこそ、何かあったときにすぐに駆けつけることができます。お客様の家を長期的に見守り続けることが、私たちの責任だと考えています。

「家族の笑顔と絆を紡ぐ温かい住まい」であり続けるために、完成後もお客様との関係を大切にしていきます。

まとめ:生活への問いかけから始まる家づくり

失敗しない家づくりのために本当に大切なところは、大工としての経験から生まれた私たちの理念に集約されます。

それは「お客様がどんな生活をしたかったのか」という本質的な願いを追求し、それを予算内、かつ最高の技術で実現することです。

価格や坪単価、間取りといった数字やスペックは確かに重要です。しかし、それらはすべて「どんな生活をしたいか」という願いを実現するための手段にすぎません。

もしあなたが注文住宅の検討を始められて、「自分の要望が本当に伝わるか不安」「費用に関して心配がある」と感じていらっしゃるならば、ぜひ一度、KO-KEN HOME DESIGNにご相談ください。

私たちは、お客様の不安と疑問にお答えし、「幸せを建てる。幸せな暮らしをデザインする」パートナーとして、あなたの家づくりを全力でサポートいたします。

お気軽にKO-KEN HOME DESIGNまでお問い合わせください。土地のこと、間取りのこと、住宅性能のことなど、お客様の家づくりに対する不安と疑問にお答えします。

【下呂本社】TEL:0576-20-4497 【可児ブランチ】TEL:0574-58-2880 営業時間:9:00~18:00(定休日 水曜日)

理想のお家づくりに役立つカタログ請求も承っております。

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