お客様の「思い」を100%形にする間取り設計 ― KO-KEN HOME DESIGNが大切にしていること
家づくりを考え始めたとき、多くのお客様が抱える不安があります。それは「自分たちの理想の暮らしを、本当に伝えられるだろうか」という心配です。
私たちKO-KEN HOME DESIGNは、岐阜県下呂市に本社を置き、高山市や可児市を中心に注文住宅の設計・施工を行う工務店です。創業以来、私たちが最も大切にしてきたのは「お客様の笑顔と幸せを大切に、信頼を裏切らない企業であること」という理念です。
この記事では、私たちがどのようにしてお客様の要望を深く汲み取り、それを間取りという形に変えていくのか、その具体的なプロセスと実例をご紹介します。
「きちんと汲み取られた間取り」とは何か
住宅展示場やモデルハウスを見て回ると、素敵な間取りにたくさん出会います。しかし、その間取りが本当にあなたの家族に合っているかどうかは別の話です。
私たちが目指す「きちんと汲み取られた間取り」とは、単にお客様の希望を図面に落とし込むだけではありません。表面的な要望の奥にある、ご家族が心から望む「どんな生活がしたいのか」という本質的な理想を、設計図に反映させることを意味します。
例えば、「広いリビングが欲しい」というご要望をいただいたとします。しかし、なぜ広いリビングが欲しいのでしょうか。家族が集まってゆっくり過ごしたいから。お子様が遊ぶスペースが欲しいから。来客が多いから。それとも、開放感が欲しいから。
理由が違えば、最適な間取りも変わってきます。家族が集まることを重視するなら、キッチンとの距離や視線の抜け方が重要になります。お子様の遊び場なら、安全性や片付けのしやすさを考慮する必要があります。
私たちは、お客様の「お一人お一人の思いを汲み取りながら」本当にいい家づくりを進めていくことを使命としています。この姿勢が、お客様の笑顔と幸せに直結する「温かい住まい」をデザインする土台となっているのです。
大工経験から生まれた「お客様と向き合う」姿勢
私たちの代表は、もともと大工として家づくりに携わってきました。2013年に個人事業主として独立する以前は、工務店で家づくりの基礎について学び、修行を重ねていました。
独立後は下請けの大工として、多くの現場で技術を磨いていきました。しかし、その中でひとつの疑問が大きくなっていったのです。
「家づくりの本当に大切なところは、お客様と話すことではないのか」
下請けとして働く中では、お客様と直接話す機会はほとんどありません。図面通りに、丁寧に仕事をする。それはもちろん大切なことです。しかし、その図面を描く段階で、お客様の真の願いや生活のイメージがきちんと伝わっているのだろうか。そんな疑問を感じるようになりました。
どんなに腕のいい大工でも、お客様の本当の思いを知らなければ、心から満足していただける家は作れない。そう確信した代表は、「1からお客様と打ち合わせを重ねて家づくりをしなければ、本当にいい家は作れない」という強い思いを抱くようになりました。
この思いが、2020年に本格的に元請けとして事業をスタートさせるきっかけとなり、2021年の法人化へとつながっていきました。
この経緯こそが、私たちKO-KEN HOME DESIGNが、お客様の要望を深く汲み取るプロセスを家づくりの根幹に据えている理由なのです。
「第三者目線」で真の理想を引き出すヒアリング術
私たちの打ち合わせには、他の工務店やハウスメーカーとは少し違った特徴があります。それは、間取りを決めていく段階で、お客様に「第三者目線として自身を見つめること」を促す対話を大切にしていることです。
最初の打ち合わせでは、多くのお客様が「3LDKで」「リビングは広めに」「収納をたくさん」といった具体的な間取りの希望をお話しされます。もちろん、これらの要望も大切にします。しかし、私たちはそこで立ち止まりません。
「なぜ3LDKなのでしょうか」「リビングで、ご家族はどんな時間を過ごしたいとお考えですか」「収納に何を、どのように片付けたいとイメージされていますか」
こうした対話を重ねることで、お客様ご自身も気づいていなかった本当の願いが見えてくるのです。
ある若いご夫婦との打ち合わせでのことです。最初は「普通の3LDK」を希望されていました。しかし、対話を深めていくうちに、奥様が「実は、料理をしながら子どもたちの宿題を見てあげたい」という思いを持っていることが分かりました。また、ご主人は「週末に家族でゆっくり映画を観る時間を大切にしたい」と考えていることも明らかになりました。
この本質的な思いを知ることで、単なる3LDKではなく、キッチンから子ども部屋やスタディスペースが見渡せる配置、リビングの一角に家族みんながくつろげるシアタースペースを設けた、そのご家族だけの特別な間取りが生まれました。
私たちは、こうした対話を通じて引き出された「どんな家が本当は欲しかったのか」「どんな生活がしたかったのか」という思いを、細心の注意を払って要望シートにまとめます。このシートに基づいて間取りに反映していくことで、要望がきちんと汲み取られた間取りが完成するのです。
健やかさを間取りに織り込む設計思想
お子様がいらっしゃるご家庭では、「子どもを健やかに育てたい」という願いが、家づくりの大きな動機になることがよくあります。
私たちKO-KEN HOME DESIGNは、シックハウス症候群の原因となる化学物質を極力排除し、健やかに住んでいただける家づくりを得意としています。これは単に素材選びの話だけではありません。間取り設計の段階から、健康的な住環境を実現するための工夫を織り込んでいきます。
例えば、湿度を調整してくれる自然素材の壁材を採用する場合、その効果を最大限に引き出すための間取りの工夫があります。空気の流れを考慮した窓の配置、効率的な換気ができる部屋の配置、結露が発生しにくい構造など、素材の性能と間取りの設計を連動させることで、年間を通じて快適な室内環境が実現できます。
また、匂いを吸着してくれる壁材を採用する際には、生活臭が発生しやすいキッチンやトイレ、洗面所との位置関係を考慮します。空気の循環を計算に入れた間取り設計により、家全体が常にクリーンな空気環境を保てるようになります。
実際の施工事例では、お子様がアレルギー体質であるというご家庭のために、寝室とリビングに調湿・吸着機能を持つ壁材を優先的に採用し、高い気密性を確保しながらも自然な換気ができる動線設計を実現したケースがあります。完成後、お母様から「子どもの咳が減りました」というお言葉をいただいたときは、私たちも本当に嬉しく思いました。
健康は、家づくりの基礎となる大切な要素です。お客様の「健やかに暮らしたい」という思いを、私たちは間取りと素材選びの両面から実現していきます。
家族の絆を育む間取りの工夫
「どんな生活がしたいか」というヒアリングの中で、多くのお客様が語られるのが「家族との時間を大切にしたい」という願いです。
共働きのご夫婦が増える中、限られた時間の中で家族とのコミュニケーションをいかに深めるか。これは現代の家づくりにおける重要なテーマです。
私たちが提案する「家族の絆を紡ぐ間取り」には、さまざまな工夫があります。
リビング階段もそのひとつです。2階に子ども部屋がある場合、玄関から直接2階に上がれる階段を設けると、お子様が帰宅してすぐに自室に行ってしまい、家族との会話が減ってしまうことがあります。リビング階段にすることで、必ずリビングを通ることになり、自然と「ただいま」「おかえり」のコミュニケーションが生まれます。
また、キッチンと連動したスタディスペースも人気です。お母様が夕食の準備をしながら、お子様の宿題を見てあげたり、会話を楽しんだりできます。ダイニングテーブルでも同じことができますが、専用のスペースがあることで、お子様も集中しやすく、お母様も手を止めずにコミュニケーションが取れるというメリットがあります。
ある施工事例では、ご主人が在宅勤務をされるということで、リビングに隣接した半個室のワークスペースを設けました。仕事をしながらも家族の気配を感じられ、休憩時間には自然と家族との会話が生まれる。そんな新しい家族のあり方を間取りで実現した例です。
家族の絆は、特別なことをしなくても、日々の何気ない触れ合いの中で育まれていきます。そんな触れ合いが自然と生まれる間取りを、私たちは大切にしています。
予算の中で最大限の幸せを実現する
家づくりにおいて、予算は避けて通れない現実的な課題です。しかし、予算に制約があるからといって、理想をあきらめる必要はありません。
私たちKO-KEN HOME DESIGNは、予算にあった希望の家づくりができるように進めていくことを得意としています。これは単にコストカットをするということではありません。お客様にとって本当に大切なことに予算を集中させ、工夫できる部分は知恵を絞る。そうすることで、予算内でも満足度の高い家を実現できるのです。
例えば、構造をシンプルにすることで建築コストを抑え、その分を内装や設備のグレードアップに回すことができます。また、部屋数を減らして各部屋を広くすることで、壁や建具のコストを削減しながら、開放的で快適な空間を実現することもできます。
ある施工事例では、当初4LDKを希望されていたお客様が、ヒアリングを重ねる中で「実は夫婦と子ども一人だから、3LDKでも十分」という結論に至りました。部屋を減らした分、リビングを広くし、収納スペースを充実させることで、予算を抑えながらも、ご家族が本当に望む暮らしを実現できました。
また、将来的なライフスタイルの変化を見据えた設計も、長期的なコストパフォーマンスにつながります。子ども部屋を最初から仕切るのではなく、大きな空間として使い、将来必要になったら簡単に仕切れるようにしておく。こうした工夫により、初期コストを抑えながらも、柔軟性の高い住まいを実現できます。
予算は制約ではなく、本当に大切なことを見極めるための指針です。私たちは、お客様と一緒に考え、工夫し、予算の中で最大限の幸せを形にしていきます。
実際に体感できる機会を大切に
間取り図や完成予想図を見ても、実際の住み心地はなかなかイメージしにくいものです。だからこそ、私たちは完成した住宅を実際に体感していただく機会を大切にしています。
完成見学会では、実際にお引き渡し前の住宅をご覧いただけます。図面では分からない空間の広がりや、素材の質感、光の入り方など、五感で確認することができます。
また、可児市瀬田には私たちのモデルハウスがあります。ここでは、私たちが提案する高性能住宅の快適さを実際に体感していただけます。夏の暑い日、冬の寒い日に訪れていただくと、その性能の違いをより実感していただけるでしょう。
高性能住宅体感フェアなどのイベントも定期的に開催しています。これらのイベントでは、要望がきちんと汲み取られた間取りの具体的なレイアウトや、健康素材による空気環境の快適さを、実際に確かめていただけます。
「百聞は一見にしかず」という言葉がありますが、家づくりにおいてはまさにその通りです。ぜひ一度、私たちの建てる家を実際に体感しにいらしてください。
地域に根差した長期的なサポート
家は建てて終わりではありません。むしろ、住み始めてからが本当のお付き合いの始まりです。
私たちKO-KEN HOME DESIGNは、岐阜県下呂市に本社を置き、この地域に深く根差した工務店です。地域密着だからこそできる、きめ細やかなアフターサポートを提供しています。
「10年後もさらに元気な会社として、この地域に生き残っていく」。これは私たちの決意です。この長期的な視点があるからこそ、お客様に安心して任せていただけると考えています。
住み始めてから気になることが出てきたら、いつでもお気軽にご相談ください。土地のこと、間取りのこと、住宅性能のこと、メンテナンスのこと。どんな小さなことでも、私たちは丁寧にお答えします。
また、定期的な点検やメンテナンスも大切にしています。建てたときの性能を長く維持するためには、適切なメンテナンスが欠かせません。私たちは、お客様の家を長く守り続けるパートナーでありたいと考えています。
経営理念である「信頼を裏切らない企業であること」は、引き渡し後も変わることはありません。お客様の「要望がきちんと汲み取られた間取り」に住み始めてからも、私たちは変わらずお客様の幸せをサポートし続けます。
最初の一歩は、気軽な相談から
「本当に自分たちで家を建てられるのだろうか」
そんな不安を抱えている方こそ、ぜひ一度、気軽にご相談にいらしてください。
家づくりは、多くの方にとって人生で一度の大きな決断です。不安や疑問があるのは当然のことです。私たちは、そんなお客様の不安に寄り添い、一緒に解決策を考えていくことから始めます。
「こんなこと聞いていいのかな」と思うような小さな疑問でも大丈夫です。土地探しのこと、資金計画のこと、どんな家が自分たちに合っているのか分からないということでも構いません。
私たちKO-KEN HOME DESIGNは、お客様の「お一人お一人の思い」を大切にします。その思いは、私たちの技術力と誠実な姿勢をもって、必ず形になります。そして、それは単なる「家」ではなく、「家族の笑顔と絆を紡ぐ、温かい住まい」となるでしょう。
「幸せを建てる。幸せな暮らしをデザインする。」
これが私たちの使命です。お客様の理想の生活を実現するための設計図を、一緒に創り上げていきましょう。
下呂本社、または可児ブランチにて、皆様のお越しをお待ちしています。営業時間は9時から18時まで、定休日は水曜日です。お電話やウェブサイトからのお問い合わせも歓迎します。
あなたの「思い」を、私たちに聞かせてください。そこから、本当の家づくりが始まります。
KO-KEN HOME DESIGN お問い合わせ先
- 下呂本社:岐阜県下呂市萩原町上呂字サイラ野3398(TEL: 0576-20-4497)
- 可児ブランチ:岐阜県可児市今渡1868-10(TEL: 0574-58-2880)
- 営業時間:9:00~18:00(定休日:水曜日)