土地探しで多くの方が陥る落とし穴とその予防策

こんにちは。KO-KEN HOME DESIGNです。

家づくりを始めようと考えたとき、多くの方が最初にぶつかる壁が「土地探し」です。私たちは岐阜県下呂市、高山市、可児市を中心に注文住宅の設計・施工を手がけていますが、お客様から「本当に私たちで家って建てられるのかな」という不安の声を数多くお聞きします。

その不安の大部分は、実は土地選びの段階で解消できるものなのです。

今回は、土地探しで多くの方が陥りがちな落とし穴と、その予防策について、私たちの経験をもとに詳しくお伝えします。これから土地を探そうとしている方、すでに探し始めている方も、ぜひ最後までお読みください。


なぜ土地選びが家づくりの成否を分けるのか

土地は家づくりの土台です。どんなに素晴らしい設計をしても、どんなに高性能な建材を使っても、土地選びを間違えてしまうと、理想の暮らしは実現できません。

私たちが掲げる経営理念「お客様の笑顔と幸せを大切に 信頼を裏切らない企業であること」を実現するためには、土地選びの段階からお客様に寄り添い、正しい情報と専門的な視点を提供することが不可欠だと考えています。

実際、土地探しで失敗してしまったお客様の多くは、価格や立地といった目に見える部分だけで判断し、総予算や構造的なリスク、将来の暮らしやすさといった「見えない部分」を見落としています。

私たちKO-KEN HOME DESIGNは、「家族の笑顔と絆を紡ぐ 温かい住まい」を提供するために、土地選びの段階から専門家としてサポートしています。今回ご紹介する4つの落とし穴を知っていただくことで、後悔のない土地選びをしていただきたいと思います。


落とし穴1:土地価格に予算を使いすぎる「総予算崩壊」の罠

気づかないうちに予算オーバーになる理由

土地探しで最も多い失敗例が、土地の購入価格に予算の大半を使ってしまい、建物本体や住宅性能の向上にかける予算が足りなくなってしまうケースです。

例えば、総予算3000万円で家づくりを考えていたご家族が、「この土地なら1500万円だから、建物に1500万円使える」と単純計算してしまうことがあります。しかし実際には、土地の取得には様々な付帯費用がかかります。

具体的には以下のような費用です。

  • 造成費:傾斜地や段差がある土地を平らにする費用
  • インフラ引き込み費用:上下水道、ガス、電気を敷地内に引き込む費用
  • 地盤改良費:軟弱な地盤を補強するための費用
  • 仲介手数料:不動産会社に支払う手数料
  • 登記費用:土地の所有権を登記する費用
  • 測量費用:正確な境界を確定するための費用

これらの費用は土地の状況によって大きく変わりますが、合計で数百万円になることも珍しくありません。特に地盤改良費は、調査してみないと正確な金額が分からないため、予算計画を狂わせる大きな要因になります。

予算配分を成功させるための考え方

私たちがお客様にお伝えしているのは、「土地の価格」ではなく「土地取得にかかる総額」で考えることの重要性です。

ある下呂市のお客様の事例をご紹介します。当初、坪単価が安い土地を検討されていましたが、私たちが現地を確認したところ、大規模な造成工事と地盤改良が必要であることが分かりました。試算すると、土地価格は安くても、付帯費用を含めると別の土地よりも高額になることが判明したのです。

結果的に、そのお客様は坪単価が少し高めでも、造成不要で地盤も良好な別の土地を選ばれました。最終的には予算内で理想の家を建てることができ、「相談して本当に良かった」と喜んでいただけました。

KO-KEN HOME DESIGNができること

私たちは、土地を検討する前の段階からご相談をお受けしています。まずは「どんな家が本当は欲しかったのか」をヒアリングし、要望をシートにまとめます。

その上で、理想の家を建てるために必要な建物のコストを概算します。これにより、土地にいくらまで投じられるかを明確にし、「予算にあった希望の家づくり」を進めることができるのです。

土地探しを始める前に、ぜひ一度気軽にご相談に来てください。総予算を把握してから土地を探すことで、この落とし穴を未然に防ぐことができます。


落とし穴2:構造と健康に悪影響を及ぼす「物理リスク」の罠

見えないリスクが住まいの質を左右する

土地の物理的なリスクを見誤ることは、建物の構造的な安全性を損なうだけでなく、住む人の健康にも影響を与える重大な問題です。

特に注意が必要なのは以下の3点です。

地盤の強度 地盤が弱いと、建物が傾いたり沈下したりするリスクがあります。地盤改良工事で対応できますが、工法によっては100万円以上の費用がかかることもあります。

水はけの良さ 周囲より低い土地や、雨水が溜まりやすい土地は、湿気がこもりやすく、建物の劣化を早めます。また、大雨の際に浸水する危険性もあります。

日当たりと風通し 日当たりが悪い土地は、室内が暗くなるだけでなく、湿度が高くなりがちです。風通しが悪いと、湿気がこもり、カビやダニの発生につながります。

健康な住まいのために考えるべきこと

私たちKO-KEN HOME DESIGNは、「お子様を健やかに育ててあげたい」というお客様の思いを大切にしています。そのため、シックハウス症候群の原因となる化学物質を極力使わない素材選びを行っています。

具体的には、湿度を調整してくれる壁材や、匂いを吸着してくれる壁材を採用していますが、これらの素材の効果を最大限に発揮するためには、土地の段階から湿度リスクを軽減することが重要なのです。

高山市である土地を検討されていたお客様がいらっしゃいました。価格も手頃で立地も良かったのですが、私たちが現地調査をしたところ、周囲の建物に囲まれて日当たりと風通しが非常に悪いことが分かりました。

この状態で家を建てると、どんなに高性能な換気システムを導入しても、湿気対策に苦労する可能性が高いとお伝えしました。最終的にそのお客様は別の土地を選ばれ、現在は明るく風通しの良い健康的な住まいで暮らしておられます。

専門家による土地評価の重要性

岐阜県の下呂市、高山市、可児市など、それぞれの地域には独特の地形や気候特性があります。私たちは地域密着型の工務店として、この地域の土地の特性を熟知しています。

お客様が検討している土地が、私たちが採用している工法・構造と適合するかどうか、また、健康に配慮した設計が無理なく実現できるかどうかを、専門的な視点から評価いたします。

土地を契約する前に、必ず専門家に相談してください。それが物理リスクを回避する最善の方法です。


落とし穴3:理想の生活と乖離する「ライフスタイル」の罠

土地の制約が理想の暮らしを阻む

「せっかく土地を買ったのに、希望の間取りが入らない」 「リビングを広くしたかったのに、土地の形が悪くて難しい」 「南向きの明るいリビングを想定していたのに、隣の建物で日が当たらない」

こうした後悔の声を、私たちは何度も耳にしてきました。土地を先に決めてしまい、その後で間取りを考えようとすると、土地の形状や方位、周囲の環境による制約で、理想の暮らしが実現できないことがあるのです。

本当に望んでいた暮らしを明確にする

私たちの代表は、大工としての経験から、「1からお客様と打ち合わせを重ねて」真の思いを汲み取ることの重要性を知っています。

土地選びにおいても、この姿勢は変わりません。まずは「どんな生活がしたかったのか」を一緒に考えることから始めます。

例えば、可児市のあるご家族は、「家族で食事をしながら会話を楽しむ時間を大切にしたい」という希望をお持ちでした。そのためには、明るく開放的なダイニングキッチンが必要です。

この場合、南向きで日当たりが良く、ある程度の広さが確保できる土地が適しています。逆に、北向きの土地や、細長い形状の土地では、理想の間取りを実現するのが難しくなります。

第三者目線で土地を評価する大切さ

お客様は、気に入った土地を見つけると、どうしてもその土地に家を建てたいという気持ちが強くなります。これは自然なことですが、冷静に判断するためには、第三者の視点が必要です。

私たちは、お客様の要望を「要望シート」にまとめ、その土地の制約を考慮しながら、実際に間取りに反映できるかどうかをシミュレーションします。

この過程で、「この土地なら理想の間取りが実現できる」のか、「別の土地を探した方が良い」のかを、客観的にお伝えします。

多治見市で土地を探されていたお客様は、価格と立地に惹かれて特定の土地を気に入られていました。しかし、私たちが間取りのシミュレーションをしたところ、希望されていた「広いLDK」と「家事動線の良い間取り」を両立させるのが難しいことが分かりました。

最初は残念がられていましたが、別の土地をご紹介したところ、そちらでは理想の間取りがすんなりと実現できることが分かり、最終的にはその土地を選ばれました。現在は「あのとき的確なアドバイスをもらえて本当に良かった」と喜んでいただいています。

要望がきちんと汲み取られた間取りになるために

土地を契約する前に、ぜひ私たちにご相談ください。お客様の要望を丁寧にヒアリングし、その土地で本当に理想の暮らしが実現できるのかを、間取りのシミュレーションを通じて確認します。

土地探しと間取り計画を同時に進めることで、後悔のない土地選びができるのです。


落とし穴4:長期的な安心を欠く「サポート不在」の罠

建てた後のサポート体制を考えていますか

土地探しの段階で見落とされがちなのが、「建てた後のサポート」です。

万が一、土地に起因するトラブル、例えば地盤沈下やインフラの不具合が発生したとき、それを長期にわたってサポートしてくれる企業が、その地域で存続し続けるかどうかは非常に重要な問題です。

価格の安さだけで業者を選んでしまうと、数年後にその会社が存在しなくなり、保証やサポートが受けられなくなるリスクがあります。

地域に根差した企業を選ぶ意味

私たちKO-KEN HOME DESIGNは、岐阜県下呂市に本社、可児市にブランチを構え、地域に根差した活動を続けています。SDGs優良法人としての活動も含め、地域社会への貢献と長期的な存続を経営の核としています。

私たちが目指しているのは、「10年後さらに元気な会社になってこの地域に生き残っていくこと」です。これは単なる目標ではなく、お客様への約束です。

お客様が安心して暮らし続けるために、私たちは何十年にもわたってサポートを提供し続ける覚悟を持っています。この姿勢が、お客様への安心保証が機能し続けるという最大の裏付けになると考えています。

会社の理念と実績を確認する

土地探しをサポートしてもらう企業を選ぶ際には、その会社の理念や実績、地域での活動を確認することをお勧めします。

私たちの経営理念は「お客様の笑顔と幸せを大切に 信頼を裏切らない企業であること」です。この理念のもと、これまで多くのお客様の家づくりをサポートしてきました。

また、私たちは定期的にイベントを開催しています。例えば、可児市瀬田で開催予定の「高性能住宅体感フェア」や「モデルハウス GRAND OPEN」、多治見市での「完成見学会」などです。

こうしたイベントに参加していただくことで、私たちの技術力や家づくりへの姿勢を実際に体感していただけます。

長期的な視点で土地選びを考える

土地探しは、単に「今」の問題ではありません。10年後、20年後、30年後まで見据えた選択です。

その土地で家を建て、長く暮らしていく中で、困ったときにすぐに相談できる企業が地域に存在し続けることは、何よりも大きな安心につながります。

私たちは、お客様が「この土地に家を建てて本当に良かった」と思っていただけるよう、土地選びの段階から真摯にサポートし、建てた後も長期にわたって寄り添い続けます。


まとめ:後悔しない土地選びのために

土地探しで陥りがちな4つの落とし穴についてお伝えしてきました。

  1. 土地価格に予算を使いすぎる「総予算崩壊」の罠
  2. 構造と健康に悪影響を及ぼす「物理リスク」の罠
  3. 理想の生活と乖離する「ライフスタイル」の罠
  4. 長期的な安心を欠く「サポート不在」の罠

これらの落とし穴を避けるために最も大切なのは、土地を契約する前に専門家に相談することです。

私たちKO-KEN HOME DESIGNは、「予算にあった希望の家づくりができるように進めていくこと」を得意としています。土地のこと、間取りのこと、住宅性能のこと、お客様のあらゆる不安と疑問に丁寧にお答えします。

「本当に私たちで家って建てられるのかな」と心配な方、土地探しで迷っている方は、ぜひ一度気軽にご相談に来てください。

私たちが掲げる「幸せを建てる。幸せな暮らしをデザインする。」という理念のもと、お客様の信頼を裏切らない企業であり続けるために、後悔のない土地選びから家づくり全体を全力でサポートいたします。


【お問い合わせ・アクセス情報】

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