KO-KEN HOME DESIGNの工法・構造へのこだわり|安心して暮らせる家づくりの技術

家を建てるとき、多くの方がデザインや間取りに目が行きがちです。しかし、本当に大切なのは目に見えない部分、つまり「工法・構造」です。

私たちKO-KEN HOME DESIGNは、岐阜県下呂市に本社を置き、高山市や可児市でも注文住宅の設計・施工を行っています。お客様に長く安心して暮らしていただくために、私たちが最も力を入れているのが、この工法・構造の部分なのです。

今回は、KO-KENが採用する工法・構造について、そしてなぜ私たちがこの部分にこだわるのかを詳しくお伝えします。

工法・構造とは何か|家の安全性を支える土台

工法・構造という言葉を聞いて、すぐにイメージできる方は少ないかもしれません。簡単に言えば、家がどのような方法で建てられ、どんな骨組みで支えられているかということです。

例えば、木造住宅には「在来工法」や「2×4工法」などがあります。在来工法は日本の伝統的な建て方で、柱と梁で建物を支える方法です。一方、2×4工法は北米から入ってきた方法で、壁全体で建物を支えます。

どちらが良い悪いではなく、それぞれに特徴があります。大切なのは、その地域の気候や土地の状況、そしてお客様の暮らし方に合った工法を選ぶことです。

私たちが岐阜県で家づくりをする際には、この地域特有の気候条件を考慮します。下呂市や高山市は冬の寒さが厳しく、雪も多い地域です。可児市は比較的温暖ですが、夏の暑さ対策が必要です。こうした地域性を踏まえた上で、最適な工法を提案しています。

工法・構造は家の寿命を左右します。地震や台風などの自然災害から家族を守るためにも、この部分をしっかり考えることが欠かせません。私たちは、お客様が「ここなら安心して暮らせる」と思える家づくりを目指しています。

なぜKO-KENは工法・構造を公開するのか|透明性への強いこだわり

住宅業界では、工法や構造について詳しく説明しない会社も少なくありません。専門的な内容だからと、お客様に伝えないケースもあるのです。

しかし、私たちKO-KENは違います。工法・構造について、お客様にしっかりとお伝えすることを大切にしています。なぜなら、これは「信頼を裏切らない企業であること」という私たちの経営理念に直結するからです。

家は人生で最も高い買い物の一つです。その家がどのように建てられているのか、どんな技術で支えられているのか。お客様にはそれを知る権利があります。私たちは、この情報を隠すことなく、わかりやすく説明することが使命だと考えています。

実際に、お客様との打ち合わせでは、図面やパンフレットだけでなく、模型や実物のサンプルを使って説明します。「ここにこういう柱が入ります」「この部分はこの素材で補強します」といった具体的な話をすることで、お客様も安心してくださいます。

また、私たちは家づくりの流れ全体も公開しています。最初のご相談から、土地探し、設計、施工、そして引き渡しまで、どのようなステップを踏むのかを明確にしています。この透明性が、お客様との信頼関係を築く第一歩だと信じています。

住宅会社を選ぶ際には、ぜひ工法や構造について質問してみてください。その時の会社の対応で、本当にお客様のことを考えているかどうかが分かるはずです。

地域に根ざした家づくり|下呂市から発信する安心

私たちKO-KENは、岐阜県下呂市に本社を構えています。温泉で有名なこの地域ですが、実は若い世代の流出が課題となっています。都会に出て行く人が多く、地域の活力が失われつつあるのです。

この状況を変えたい。そんな思いから、私たちは「10年後、さらに元気な会社になってこの地域に生き残る」という目標を掲げています。小さな工務店ですが、この地域で元気に活動し続けることが、下呂市の活性化につながると信じています。

地域に根ざすということは、単にここで仕事をするだけではありません。お客様の家を建てた後も、長く関係を続けるということです。何か困ったことがあればすぐに駆けつける。定期的なメンテナンスを行う。こうした長期的なサポートができるのは、地域密着型の工務店だからこそです。

大手のハウスメーカーでは、担当者が転勤してしまうことも珍しくありません。しかし、私たちは地域に根を下ろしています。お客様とは10年、20年、場合によっては親子二代にわたってお付き合いすることもあります。

また、私たちはSDGs優良法人としての活動も行っています。持続可能な社会づくりに貢献することも、地域企業としての責任だと考えています。環境に配慮した素材の選定や、省エネルギーな住宅設計など、未来を見据えた家づくりを実践しています。

下呂市、高山市、可児市。それぞれの地域に合わせた家づくりができるのも、私たちがこの地域を熟知しているからです。土地の特性、気候の変化、地域コミュニティの在り方。こうした情報を活かした提案ができることが、私たちの強みです。

構造の安全だけでは足りない|健康に暮らせる家づくり

どんなに頑丈な構造の家を建てても、そこで暮らす人が健康でなければ意味がありません。私たちKO-KENが特にこだわっているのが、「健やかに住んでいただける家」づくりです。

近年、シックハウス症候群という言葉を耳にする機会が増えました。これは、新築やリフォームした住宅で、建材から発散される化学物質が原因で起こる健康被害です。頭痛やめまい、アレルギー症状などが現れることがあります。

私たちは、このシックハウス症候群の元になるものを断つことを得意としています。そのために、壁に使う素材に徹底的にこだわっています。

まず、私たちが採用している壁材には、湿度を調整する機能があります。日本は湿度の変化が激しい国です。特に梅雨時期や夏場は湿度が高く、冬は乾燥します。この湿度の変化が、結露を引き起こし、カビやダニの発生原因となります。

湿度調整機能のある壁材を使うことで、室内の湿度を適切に保つことができます。湿度が高い時は吸収し、乾燥している時は放出する。この自然な調整機能により、カビやダニの発生を抑え、快適な室内環境を維持できるのです。

また、匂いを吸着する機能も重要です。新築の家特有の「新築の匂い」は、実は建材から発散される化学物質の匂いであることが多いのです。この匂いが気になる、あるいは体調を崩すという方もいらっしゃいます。

私たちが使用する壁材は、こうした匂いを吸着してくれます。日常生活で発生する料理の匂いやペットの匂いなども吸収するため、常にクリーンな空気を保つことができます。

特にお子様がいらっしゃるご家庭では、この健康への配慮が重要です。「子どもを健やかに育ててあげたい」というのは、すべての親御さんの願いです。私たちは、その願いを叶えるために、構造の安全性だけでなく、空気環境の安全性にも力を注いでいます。

実際に体感していただくことの大切さ

いくら説明しても、実際に見て、触れて、体感していただくことにはかないません。そこで私たちKO-KENでは、定期的にイベントを開催しています。

工法・構造がもたらす安心感、湿度調整機能のある壁材が作り出すクリーンな空気環境。これらを五感で確認していただける貴重な機会です。

カタログや図面だけでは伝わらない部分が、家づくりにはたくさんあります。空間の広がり方、光の入り方、風の通り方。そして何より、そこで暮らすイメージが湧くかどうか。実際に足を運んでいただくことで、これらを実感していただけます。

大工からスタートした代表の思い|お客様の声を直接聞く大切さ

私たちKO-KENの代表は、2013年に個人事業主の大工として独立しました。それ以前は工務店で修行を積み、家づくりの基礎を学んできました。

大工として働く中で、常に感じていたことがありました。それは、「家づくりで本当に大切なのは、お客様と直接話をすることではないか」ということです。

下請けの大工として仕事をしていると、お客様と直接お話しする機会はほとんどありません。工務店やハウスメーカーから図面を渡され、それに従って施工する。確かに技術的な仕事はできますが、「このお客様はどんな思いでこの家を建てるのか」「どんな暮らしを夢見ているのか」といったことは分かりません。

この疑問が、2020年に元請けとして事業を本格的にスタートさせるきっかけとなりました。そして2021年に法人化し、現在のKO-KEN HOME DESIGNが誕生しました。

「1からお客様と打ち合わせを重ねて家づくりをしないと、本当にいい家は作れない」。これが私たちの強い信念です。

お客様一人ひとりの思いを汲み取りながら、構造的な安全性を確保しつつ、理想の家を形にしていく。この姿勢が、私たちの家づくりの原点です。

お客様の本当の要望を引き出す設計プロセス

家づくりで最も難しいのは、実はお客様自身が「本当に何が欲しいのか」を言葉にすることです。多くの方が「明るい家がいい」「広いリビングが欲しい」といった漠然としたイメージを持っています。

しかし、それだけでは本当に満足できる家は建ちません。なぜなら、「明るい」とは具体的にどういうことなのか。朝の光が入る家なのか、夕方まで明るい家なのか。窓を大きくすればいいのか、それとも配置の問題なのか。

私たちKO-KENでは、間取りを決めていく過程で、「第三者目線として自身を見つめる」ことを重視しています。お客様が持つ漠然とした理想を、私たちが質問を重ねることで深く掘り下げていきます。

「どんな家が本当は欲しかったのか」「どんな生活がしたかったのか」。こうした本質的なニーズを明確にすることで、初めて満足度の高い家づくりが可能になります。

例えば、「広いリビングが欲しい」というご要望があったとします。私たちは、「なぜ広いリビングが欲しいのですか」と尋ねます。「家族全員でくつろぎたいから」という答えが返ってきたとします。

さらに質問を続けます。「家族でくつろぐとは、具体的にどんな場面ですか」。すると、「休日に子どもと遊んだり、夫婦でお酒を飲みながら映画を見たりしたい」といった具体的なイメージが出てきます。

このように詳細なヒアリングを行い、その内容を要望シートにまとめます。そして、構造的な制約や健康への配慮を考慮しながら、間取りに反映していきます。

この丁寧なプロセスがあるからこそ、お客様の要望がきちんと汲み取られた、満足度の高い家が完成するのです。

予算内で理想を実現する工夫

家づくりで多くの方が心配されるのが、予算の問題です。「こんな家が欲しいけれど、予算が足りないかもしれない」「理想を詰め込んだら、とんでもない金額になるのでは」といった不安を持たれる方は少なくありません。

私たちKO-KENは、お客様の「予算にあった希望の家づくり」を実現することを大切にしています。予算が限られているからといって、諦める必要はありません。工夫次第で、理想に近い家を建てることは十分に可能です。

例えば、工法や構造を工夫することで、コストを抑えながらも性能を確保することができます。また、どこにお金をかけて、どこで節約するかのメリハリをつけることも重要です。

構造や断熱など、後から変更が難しい部分にはしっかりと予算を配分します。一方で、設備や仕上げなど、後からでも変更できる部分は、初期投資を抑えることも検討します。

予算内で最大限の満足を得るためには、優先順位をつけることが大切です。私たちは、お客様と一緒に「絶対に譲れない部分」と「妥協できる部分」を整理していきます。

土地のこと、間取りのこと、そして工法・構造を含む住宅性能のこと。家づくりには考えるべきことがたくさんあります。一人で悩まず、ぜひ私たちKO-KEN HOME DESIGNにご相談ください。

まとめ|信頼と健やかさを届ける家づくり

KO-KEN HOME DESIGNが提供する家づくりは、単に頑丈な構造の家を建てることではありません。工法・構造という技術的な土台の上に、健康への配慮、お客様の真の要望の実現、そして長期的な信頼関係を築くことを大切にしています。

私たちは、「幸せを建てる。幸せな暮らしをデザインする。」という思いを持って、日々家づくりに取り組んでいます。岐阜県下呂市、高山市、可児市を中心に、地域に根ざした活動を続けています。

工法・構造の透明な公開、健康に配慮した素材選び、お客様の要望を深く掘り下げる設計プロセス。これらすべてが、お客様に安心して暮らしていただくための取り組みです。

家づくりに不安や疑問がある方は、どんな些細なことでも構いません。土地探しの段階から、間取りの相談、住宅性能に関する質問まで、お気軽にお問い合わせください。

下呂本社(TEL: 0576-20-4497)または可児ブランチ(TEL: 0574-58-2880)にて、皆様のご相談をお待ちしています。営業時間は9:00から18:00まで、定休日は水曜日です。

カタログ請求も受け付けております。理想の家づくりに役立つ、素材や工法の詳細をご確認いただけます。

私たちKO-KENは、お客様の笑顔と幸せを大切にし、信頼を裏切らない企業であり続けます。あなたの家づくりのパートナーとして、精一杯サポートさせていただきます。


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