法人化への挑戦―お客様の「幸せな暮らし」を永続的に支えるために
私たちKO-KEN HOME DESIGN(株式会社FURUTA)は、2021年に法人化を果たしました。この決断は、単なる会社の形態変更ではありません。お客様の人生最大のプロジェクトである「家づくり」に対して、より確かな責任と永続性を持ってお応えしていくという、私たちの強い決意の表れです。
家づくりは、何十年にもわたる未来を託していただく大きな決断です。だからこそ、お客様が求めるのは、おしゃれなデザインや手頃な坪単価だけではありません。その会社が長期にわたって存続し、提供した品質に責任を持ち続けられるかどうか。この「永続性」と「信頼性」こそが、最も重要な要素なのです。
本記事では、私たちが2021年に法人化を決断した背景と、その意義について詳しくお話しします。そして、私たちがどのようにお客様の「本当はどんな生活がしたかったのか」という想いを実現していくのかをお伝えします。
法人化までの道のり―大工としての疑問から始まった挑戦
現場で感じた大きな疑問
私たちの社長は、2013年に「幸建」という屋号で個人事業主の大工として独立しました。ある工務店で修行を積み、家づくりの基礎をしっかりと学んだ後、いわゆる「仕掛けの大工」として現場で腕を振るっていました。
しかし、現場で働く中で、社長はある大きな疑問を抱くようになりました。
「家づくりをしていく本当に大切なところって何だろう。お客様と直接話す機会がないから、本当に良い家を作れているのか分からない」
この疑問は、日々の仕事を重ねるごとに大きくなっていきました。図面通りに丁寧に施工することはもちろん大切です。しかし、その家に住まわれるお客様がどんな暮らしを望んでいるのか、どんな想いで家を建てようとしているのか。それを知らずに、本当に良い家は作れないのではないか。
元請けとしてのスタート
こうした想いから、社長は大きな決断をします。
「これはやはり、最初からお客様と打ち合わせを重ねて家づくりをしないと、本当に良い家を作れない」
この確信のもと、2020年から本格的に元請けとして事業をスタートさせました。元請けとは、お客様から直接仕事を受注し、家づくり全体の責任を持つ立場です。これにより、お客様との対話の機会が格段に増え、一軒一軒の家づくりに込められた想いを直接お聞きできるようになりました。
そして法人化へ
元請けとしての活動を通じて、お客様との関係性は大きく変わりました。しかし、さらに踏み込んで考えたとき、もう一つの課題が見えてきました。
お客様にとって、家づくりは人生で最も大きな買い物です。30年、40年と住み続ける家を建てる際、その会社が長く存続してくれるかどうかは、非常に重要な判断材料になります。何か問題が起きたとき、メンテナンスが必要になったとき、相談できる相手がいなくなってしまっては困ります。
こうした背景から、私たちは2021年に法人化という道を選びました。これにより、「改めて貢献、法務、デザインという形で今に至っています」という新しいステージに立つことができました。
法人化がもたらす信頼と責任
経営理念を組織全体で実現する
私たちの経営理念は明確です。「お客様の笑顔と幸せを大切に、信頼を裏切らない企業であること」。この理念を、組織全体で実行し続けるための基盤として、法人化は欠かせないステップでした。
お客様がどういった生活をしていきたいのか。たとえば「お子様を健やかに育ててあげたい」という願い。こうしたお一人お一人の想いを丁寧に汲み取りながら、本当に良い家づくりをしていく。この約束を、法人として永続的に果たしていくことができるようになったのです。
経済的な安心を提供する
家づくりを検討される際、多くの方が抱える不安があります。
「本当に私たちで家って建てられるのかな」
注文住宅の価格や費用、坪単価といったコストに関する心配は、ごく自然なものです。特に、若いご夫婦やお子様がいらっしゃるご家庭では、予算面での不安が大きいかもしれません。
私たちは、予算に合った希望の家づくりができるように進めていくことを得意としています。法人化により、財務的な透明性と安定性が高まりました。たとえば「2000万円の予算で、こんな間取りの家を建てたい」といったご要望に対しても、より明確で安心できる計画をご提示できるようになっています。
本当に建てられるのか心配な方は、ぜひ一度、気軽にご相談・お問い合わせください。私たちが丁寧にお話を伺い、現実的なプランをご提案いたします。
お客様の声を確実に形にするプロセス
法人化は、私たちが大切にしている「お客様との対話」というプロセスを、組織として確実に守り続けるための保証でもあります。
私たちの家づくりでは、まずお客様との深い対話から始めます。「どんな家が本当は欲しかったのか」「どんな生活がしたかったのか」。こうした潜在的なご要望を、時間をかけて引き出していきます。
そして、お聞きした内容を細かく要望シートにまとめ、間取りに反映していきます。この結果、「要望がきちんと汲み取られた間取りになるように進めさせていただいております」というプロセスを、すべてのお客様に対して標準化できています。
地域への責任と長期的な使命
下呂市を元気にしていく決意
私たちが本社を置く岐阜県下呂市をはじめ、地方の多くの地域では、若い方々がどんどん都会へ流出していき、元気がなくなっているという印象があります。これは、私たちの地域にとっても大きな課題です。
法人化は、この地域課題に対して、私たちが長期にわたってコミットし続けるという決意の表明でもあります。
「まずは私たちのような小さい会社が元気に生き残っていくことで、この下呂市を活性化していくことができる」
こう私たちは考えています。地域に根差した企業として安定した経営を続けることは、地域経済を支える重要な役割です。そして、それが私たちの家づくりへの想いを支える基盤にもなっているのです。
10年後、さらにその先を見据えて
私たちの使命は、短期的な利益を追求することではありません。地域の未来を見据えた、長期的な活動にあります。
「まずは10年後、さらに元気な会社になって、この地域に生き残っていくことが、また新たにこの下呂を元気にしていくということにつながっていくと思っています。ここを曲げないように頑張っていきたい」
この長期的な視点こそが、お客様への確かな保証となります。10年後も、20年後も、そして30年後も、お客様の家を見守り続けられる会社でありたい。そのために、法人として強固な基盤を築いていくことが必要だと考えました。
地域に根差し、長くお付き合いのできる住宅会社として、私たちは地域社会の「家族の笑顔と絆を紡ぐ温かい住まい」の基盤を築いていきます。
情報公開と体感機会の提供
法人化後、私たちは情報公開と、実際に体感していただける機会の提供をさらに強化しています。
ブログやニュースを通じて、住宅の価格設定の裏話や、坪単価で知っておくべきポイントなど、お客様の判断を助ける知識を積極的に発信しています。専門的な内容も、できるだけ分かりやすくお伝えすることを心がけています。
専門技術と品質の安定供給
健やかさを追求する素材へのこだわり
お客様の「お子様を健やかに育ててあげたい」という願い。この想いを実現するため、私たちは使用する素材に強いこだわりを持っています。
特に力を入れているのが、壁に使う素材です。湿度を調整してくれる壁材や、匂いを吸着してくれる壁材。こういった素材を選ぶことで、シックハウス症候群のもとになる有害物質を抑え、健やかに住んでいただける家を作らせていただいています。
シックハウス症候群とは、新築やリフォーム後の住宅で、建材や接着剤から放出される化学物質によって、頭痛やめまい、喉の痛みなどの体調不良が起きる現象です。特に小さなお子様は、大人よりも影響を受けやすいと言われています。
法人として組織力が強化されたことで、こうした高品質な建材を安定的に調達し、現場で確実に施工する体制が整いました。この技術的な品質こそが、私たちが地域で選ばれる理由の一つだと自負しています。
多様なニーズへの対応力
法人化によって、より多様なお客様のニーズに対応できる体制も整いました。
たとえば、最近人気の平屋住宅。平屋は階段がないため、小さなお子様からご高齢の方まで、安全で快適に暮らせる住まいです。私たちは「平屋オーナー様募集」という形で、平屋に特化したご提案も行っています。
また、注文住宅ならではの自由な間取り設計にも対応しています。二世帯住宅、趣味の部屋を充実させた家、在宅ワークに最適な家など、それぞれのご家族のライフスタイルに合わせた最適なプランをご提案できます。
施工事例も着実に蓄積されており、実際に建てられた家の写真や間取り図をご覧いただきながら、具体的なイメージを膨らませていただけます。
私たちが大切にしていること
お客様との対話を何よりも重視
私たちが最も大切にしているのは、お客様との対話です。
家づくりの相談に来られる方の中には、「こんな家が建てたい」と明確なイメージを持っている方もいれば、「何から考えたらいいか分からない」という方もいらっしゃいます。どちらも自然なことです。
私たちは、お客様のペースに合わせて、じっくりとお話を伺います。時には、お客様ご自身も気づいていなかった「本当に欲しかったもの」を一緒に見つけ出すこともあります。
たとえば、「広いリビングが欲しい」というご要望の裏には、「家族みんなで顔を合わせる時間を大切にしたい」という想いがあるかもしれません。「収納をたくさん作りたい」というご希望の背景には、「片付けが苦手だから、物を見えないところにしまいたい」という事情があるかもしれません。
こうした本質的なニーズを理解することで、表面的な要望を叶えるだけでなく、本当に満足していただける家づくりができると考えています。
土地、間取り、住宅性能―すべてのご相談にお応えします
家づくりには、さまざまな疑問や不安がつきものです。
土地のこと。どんな土地を選べばいいのか、地盤は大丈夫か、日当たりや風通しはどうか。
間取りのこと。何LDKがいいのか、部屋の配置はどうするか、将来的な家族構成の変化にも対応できるか。
住宅性能のこと。断熱性や気密性、耐震性はどうか。光熱費を抑えられる省エネ住宅にできるか。
こうしたすべての疑問に、私たちは丁寧にお答えします。専門用語を使わず、分かりやすく説明することを心がけていますので、どんな小さな疑問でも遠慮なくお聞きください。
最後に―「幸せを建てる」という私たちの約束
2021年の法人化は、私たちKO-KEN HOME DESIGNにとって、新たな挑戦のスタートでした。
大工としての原点から追求してきた「家づくりで本当に大切なところ」。それは、お客様の「どんな生活がしたかったのか」という願いを、確かな技術と地域社会への責任をもって形にしていくことです。
私たちのブランドメッセージは、「幸せを建てる。幸せな暮らしをデザインする。」です。
これは単なるキャッチフレーズではありません。お客様お一人お一人の幸せな暮らしを実現するために、私たちができるすべてのことを尽くすという約束です。
家は、ただの建物ではありません。そこで繰り広げられる日々の暮らし、家族の笑顔、子どもの成長、夫婦の会話。そうした大切な時間を包み込む、かけがえのない場所です。
だからこそ、私たちは法人として、長期にわたって責任を持ち続けられる体制を整えました。10年後も、20年後も、お客様の暮らしを見守り、サポートし続けられる会社であり続けたいと思っています。
もし、家づくりについて少しでも興味をお持ちでしたら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。予算のこと、土地のこと、間取りのこと。どんなことでも構いません。
まずはお話を聞かせていただくことから始めましょう。お客様の理想の暮らしを実現するお手伝いができれば、これほど嬉しいことはありません。
KO-KEN HOME DESIGN(株式会社FURUTA)は、下呂本社(TEL:0576-20-4497)と可児ブランチ(TEL:0574-58-2880)でお客様をお待ちしています。営業時間は9:00から18:00まで、定休日は水曜日です。
また、理想のお家づくりに役立つカタログのご請求も承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
皆様との出会いを、心よりお待ちしております。